夢に向かうためにはキーワードをたどること(私がドラマセラピストになったわけ)

ドラマセラピストです。
そう自己紹介すると、やっぱりまだ、え??それって何?と
言われ続けているこの職業。
15年経っても変わらない。
日本人のドラマセラピストは海外にはもっといるけれど、
日本では最近ようやく一人増えて、5人になった。

そんなあまり知られていないドラマセラピストを、
なんで知ったの?どうしてなろうとしたの???と聞かれることもあるので、
ちょっと書いてみようと思います。

もともと私は演劇に興味を持っていた。
子どもの頃は本当に女優さんになりたいと思っていたくらい。
でも、そう言うと、ネガティブなことを絶対言われたし、
子どもながらに、私はきれいではないとわかっていたから、女優さんになりたいなんて、
言ってはダメなんだなと思うようになっていた。

高2だか高3の時、進路を決めるとき、担任の先生とかに、
将来何になりたいのか、と言われても、あまり話したくなかったし、
実際に正直に話したことは一度もない。
関係ないけれど、中学の時、なんとなく心理学を学んでみたいなと思い、
将来の大学の希望学部に、心理学部と書いてみたことがある。
すると次の日、その時の担任で数学の教師が、
「昨日進路について聞いたけれど、数学もできない奴が、心理学なんて行けないからな」
と担任がみんなの前で言ってきた。
明らかに、数学がビリから数えたほうがいいくらいの成績の私へ向けてのメッセージだとすぐにわかった。

今、あの先生に会ったら言ってやりたい。
私、結局数学が苦手なままでしたけど、心理の仕事してますよって。

その時の心理学は、ちょっとおもしろそうだな、と思ったくらいで、
本当には考えてもいなかったんだけどね。

とにかく演劇を学びたい思いだけを持ちつつ、その夢を隠し、
少しだけ日本の大学に入ったけれど、
やっぱりちゃんとやらなくちゃ、という思いから、イギリス留学を決意。
その時に、演劇学部を選択した。

でも実を言うと、
私は映画は大好きだけれど、本当はお芝居が基本的に嫌い。
私が、このお芝居良かった!と思うのは、数少なく、
ほとんどのものを見ても、それほどいいと思えない。
ドラマセラピストなのに、お芝居嫌いなの!?とよく驚かれる。
そうなのよ、実はね。。。いいと思うものも、あるんだけどね。かなり好みも偏ってるのよね、私。。。

でもそんな私が、なぜ演劇に興味を持っていたのかは、演劇をちゃんと学んでわかった。

そう、演劇は、私にとって、古代の人々がやっていたような、
儀式的空間であり、神とつながる場所であり、お祈りする場所であり、
人類普遍の恐怖や希望を表す場所だということに気づいたのだ。

大学時代、そういう神聖な演劇の存在を知り、
その学びの中で、演劇は魂を癒す場所だという考えに完全に魅了されてしまった。
もはや女優になりたいという思いはなくなっていた。
あの思いは、結局私がちゃんと演劇を学ぶために必要だっただけ。
私にとっての一つ目のキーワード。

 

今思い返すと、私は子どもの頃から、
不思議なものへの興味がとてもあり、15歳の時に、
アメリカには魔女の学校があると知り、本気で行きたいと思ったこともある。
だから、神秘的なものも、私にとってはずっとキーワードだったのだと思う。

子どもの頃、知りもしなかった職業についた私が思うのは、
自分が願う人生を作っていくためには、
このキーワードを大切にするということ。

高校生に、将来何になりたいのかなんて聞いたところで、
そんなの簡単にわかるわけないじゃん。
だいたい私たちは、親や先生が喜ぶ答えを探すように教えられてきてしまったし。
夢見ることなんて、なかなか怖くてできないかもしれないし。

世界がこんなにも広くて、こんなにも選択肢があるのに、
高校生の頭が知っている世界の中から選ばなくちゃいけないなんて、
おかしいことだ。

それよりも、キーワードをたどっていくと、
地図の中で宝物を探していくみたいに、
自分がやりたい世界が見えていくよ、ということを教えてほしい。

そしたら、
やりたいことの中から、次のステップが見えていき、
そしてその次につながり、、、と、行きべき道がはっきりしていくはずだから。

だから、まずは好きなことやってみなよ、って言ってくれるといいなと思う。

とにかく、私の演劇への興味と、不思議な世界への憧れは、
この時に、くっついた。

そう、演劇って、
神と向き合うために、人間が作り出した、心も体も頭も全部使う芸術なんだ。

そんな演劇を追求したい。
魂の癒しを可能にするような演劇に出会いたい。

その思いから、
ふと、「ドラマセラピーってどうかな?」と心にメッセージがやってきた。

ドラマセラピーという言葉は大学時代に知っていた。
へー、そんなものあるんだ、くらいにしか思っていなかったし、
大学時代、ドラマセラピーの授業は一度も取らなかったのに、
言葉は知っていても、一体何をするのかさっぱりわかっていなかったのに、
これだ!!!!!!とビビッときてしまった。

キーワードが、ようやく目的地になったのだ。

そして、すぐに調べて、アメリカへ再留学。
それでドラマセラピストになったのです。

今日もお読みくださりありがとうございました。


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