ドラマセラピストになるためにはどんな勉強をするの??

ドラマセラピストになるために、どんな勉強をするのか。
と、興味を持ってくださる方もいると思いますので、
ここに書いておきたいと思います。

簡単ではありません。

まずは大学院に入ります。
私の場合は、アメリカ、サンフランシスコにあるCIISという学校に行きました。
大学院大学で、心理系の専門大学院。
この中にドラマセラピーのプログラムがあったのですが、
NADTAという、ドラマセラピー学会の認定しているプログラムがいくつかあり、
そのうちの一つです。
(その他、ニューヨーク大学、カナダのコンコーディア、もう一つシアトルにも新しく認定プログラムができたみたい)

ドラマセラピーは、演劇的なワークを医療、福祉、教育などの現場で行なっていた
セラピストたちが、あれ、これって一つの分野にできるよね?と
1960年代に話し合い始め、70代の終わりに学会設立になる、、、という成り立ちがあるので、
その手法は、様々。
パイオニアの先生たちの得意とする方法もみんな違う。
演劇的なワークが、いろんなものがあるだけでなく、
それぞれの心理学、医学的なバックグラウンドや対象者の違いなども重なり、
ドラマセラピーは、本当にバラエティ豊かな世界です。

そんなわけで私たちが学ぶことは、
プログラムを率いるパイオニアの先生の手法を主にしつつ、
他のドラマセラピーの手法、それからドラマセラピーの親戚でもある
サイコドラマやプレイバックシアター、
それからドラマ的なワークをもっと学べるようにインプロも、
それからダンス、音楽、アートなどの、他の表現アーツセラピーも学びます。

そしてもちろん、心理学のたくさんの理論や手法も学びます。
内容としては、発達心理学から、セックスセラピー、依存症のセラピーまで幅広く。
もちろんDSMの知識は必要だし、精神薬学の授業もあった。
(一つ一つ書くと長くなるので、省略)
そしてその全てに、ペーパーもかくし、読む量も半端ないし、
本は高いし、

自分のセラピーもたくさんしなくちゃいけない。
CIISに関しては、卒業の条件でもあるので、自分のセラピーはちゃんとお金を出して、通います。
(でもこれは本当に必要!!!!)
それから卒業プロジェクト。

時間もお金もたっぷりかかりました。
私は最短の2年で卒業しましたが、それは夏休みもない状態。
最後の1年は、インターンもしていたし。。。
そうそう、私は大学が演劇だったので関係なかったけれど、
演劇経験も500時間が大学院の授業とは別に必要だった。

インターンは全部で800時間。
卒業をしたら、晴れてドラマセラピスト!ではあるけれど、
でも今度はRDTという学会認定のドラマセラピストになるために、
1000時間くらいの経験が必要になる。
もう時間数忘れちゃったけれど、とにかく他にもいっぱい経験が必要だった気がする。

なので、どんなに早くやっても認定とれるまでに3年はかかるし、
私はRDTになる前に日本に戻ってきたので、日本で時間数を稼ぐ必要があり、
今よりももっともっとドラマセラピーなんて知られてもいなかったから、
その時間はとってもかかってしまい、RDTになるまでは、
院の2年を入れて全部で5年くらいかかったのかな???

ドラマセラピストがなかなか増えないのは、この学ぶ量の多さにあると思う。

ちなみに、
大学院に入るために、私は演劇学部卒業で、心理のことは全然知らなかったので、
放送大学でいくつか授業をとっておいたりもした。
だから、必ずしも大学で心理学を学んでいなくても、院には入れる。
私の仲間には、社会学部、哲学部の卒業で、院に入った人もいる。

簡単ではありませんが、ドラマセラピストになるための学びの道は、
私の人生にとって、本当に重要な時間だったし、
本当にやってよかったなーと思います。

この道に挑戦したいなと思ってくれる方が増えてくれると嬉しいな!!

今日もお読みくださりありがとうございました。

 


関連記事

  1. 演劇は私たちが本当の私たちに戻る場所

  2. ドラマセラピーフェスティバル2019

  3. ドラマセラピストになって15年を振り返ってみる

  4. 子ども時代の刷り込み?

  5. 夢に向かうためにはキーワードをたどること(私がドラマセラピストになった…

  6. ドラマセラピーは普段の私をお休みする場所