ドラマセラピーは普段の私をお休みする場所

私がポーランドに行ったのは、グロトフスキという
演劇者のワークを学ぶためでした。

私がついた先生はレナ・ミレツカといいますが、
彼女が最終的に行っていたワークのジャンルは
「パラ・シアター」といいます。

これは、グロトフスキがある時代に行っていたワークのことで、
その頃のワークを、脱演劇とか偽演劇とか呼ばれていますが、
私はこのパラシアターを
演劇の向こう側、と呼んでいます。

なんていうか、演劇の向こうにあるものを探るための場所って感じです。

グロトフスキは、実験演劇というもので有名になった人ですが、
観客と俳優という垣根を取っ払って、
俳優と訪問者(観客ではもはやなく)との間に
演劇的なワークをしながら、
人間の真実を探り始めました。
それがパラシアター。

ある時に、グロトフスキは
森の中にこもって、訪問してくる人たちとワークを重ねますが、
これは、ホリデーと呼ばれていました。
ポーランド語のホリデーは、世俗的なものから離れるようなお休みの意味合いがあり、
私にとっては、聖なるお休みという感じがしました。

 

この感覚、私はとても好きです。

ドラマセラピーという場所では、
私たちは普段の生活から距離を置き、
自分の心を見つめたり、自分の人生について考えてみたりするのですが、
そんな時間て、なかなか普段は取れないものですよね。

ドラマという場所は、
普段の自分とは
違う役割、違う設定、違うストーリーの中に入り込むことができ、
本当に「いつもの自分をお休み」することができるのです。

しかも、ドラマセラピーのいいところは、
本当にお休みのように、楽しみながらできること!

 

自分という大切な存在と、ちゃんと出会うために、

自分という素晴らしい存在を見つめるために、

私たちには、「聖なるお休み」があってもいいんじゃないかなと思います。

それがドラマセラピーができる素晴らしいこと。

日常的な自分から距離を置くことができれば、私たちはもっと
本当の自分に近づくことができるのですよね。

 

今日もお読みくださりありがとうございました。

 


関連記事

  1. 心を自由にするドラマセラピー 想像力と遊び心

  2. 子ども時代の刷り込み?

  3. 夢に向かうためにはキーワードをたどること(私がドラマセラピストになった…

  4. 心を自由にするドラマセラピー

  5. 演劇は私たちが本当の私たちに戻る場所

  6. ドラマセラピストになって15年を振り返ってみる

  7. ドラマセラピストになるためにはどんな勉強をするの??

  8. 心を自由にするドラマセラピー ユーモアと希望