ドラマセラピー

ドラマセラピーは主に欧米で1960−70年代に
学術的に確立された心理療法の一つです。

演劇的な手法を意図的に取りいれた心理療法は
私たちが子どもの頃から、自らを癒し、成長させるための方法として
使ってきた想像力や遊びの要素が盛り込まれ、
言葉だけを使った療法と異なり、頭、体、心全体の統合的な体験ができます。

想像力を伴う演劇的なワークは
私たちの顕在意識を超えて、潜在意識ともつながりながら
深い癒しをもたらします。

欧米では、病院や学校のほか、
養護施設、高齢者施設、福祉施設、リハビリ施設、刑務所など

様々な場所で、子供から高齢者まで集団及び個人療法の中で実践されています。
また、健康な大人の、個人の成長のためのセラピーなどでも人気があります。

私は、セラピーは、誰にとっても必要で効果のあるものだと思っています。
まるでヨガに行くように、
その感覚で、セラピーを自分の心の健康のために
取り入れられる人が増えてほしいなーと思います。
ドラマセラピーは楽しく自分を見つめることができ

自分の幅を広げられる最高の方法です!

 

ドラマセラピーは、演劇(ドラマ)の手法を使って、
主役のあなたの魅力を引き出し、
あなたの中に新しいドラマを作り上げる、
ドラマティックなセラピーです!!

 

●人生は台本なし、リハーサルなしのぶっつけ本番!だから失敗してしまうこともある。

→ 自分の行動パターンや無意識にやっているクセが見えていきます。
改善したい行動や考え方を見つけ、練習し、変えていきます。

●持っている役割の数が少ないと、対応できる場面が少なくなってしまう。

→ 自分の中に、色々な表情を持つことは、様々な場面での対応力を鍛えることになります。
自分以外の役割を演じてみると、普段は隠れていた自分が顔を出したり、
できなかったことができるようになる。だから自分の幅がいつの間にか広がります!

●頭の中で考えるだけでは、行動は変わらない。

→ いくら「私は変わる!」と思ったところで、行動してみないと変わったことにはならない。
でもなかなか新しい自分を出せないし、実際の生活でそれをやるのは無理があるものです。
だから、まずはドラマの中で試してみるのです!行動を身につけていくと、
少しずつ新しい自分が出せるようになっていきます。
「実際に」行動に出ることで、脳にも大きなインパクトを与えます。

 

ドラマセラピーをやると・・・
☆自分のドラマを、主役という立場だけでなく、演出家、脚本家、批評家、観客など、
違う立場から多面的に観察できるようになります!!

だから、今まで気づかなかった自分の魅力を再発見!その魅力を活かす方法も見つけられます!

恥ずかしい?! だからドラマセラピーをやるんです!!

「ドラマセラピーって、演じるんでしょう?
そんなの恥ずかしくって・・・・」と思う方もいます。

ドラマセラピーのエクササイズは、「演じる」ことがメインです。
慣れていない方や、人前で何かをするのが苦手という方が、尻込みするのは当然です。

でも、自分の気持ちを抑え込んで、無理に相手に合わせているときなど、あなたは自分が「演じていない」と言えますか?

実は、あなたが普段無意識にやっている「ドラマ」を、意識的にやってみるだけのことなんです。


自分の行動パターンが分からないまま、ぶっつけ本番で、人生のドラマを演じるほうが、
本当はもっと勇気の必要な行動です。主役としての自分をよく知らずに、
人と接している方が、もっと怖くないですか?

 

ドラマセラピーみたいな、ちょっとハードルの高いものに挑戦できたら、
きっと自分を誇りに思えるようになります。
そこまでして、「自分を変えたい!」と思うあなただから、素敵なドラマの主役になれるのです。